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豊島区長・高野之夫 氏

祥雲寺・西澤應貴 副住職

NPO法人 ゼファー
池袋まちづくり
小林俊史 理事長

画家・柴トラ夏子さん

IKENISHI
STORY

SPECIAL INTERVIEW「IKENISHI」を
誰よりも愛する池袋人が語る。

vol.1

豊島区長・
高野之夫氏
に聞く

女性にやさしく、子育てにうれしい。
豊島区・池袋のまちづくりとは。
池袋西口エリアへの熱い思いも伺いました。

INTERVIEW

―かつて「消滅可能性都市」と⾔われていた豊島区ですが、池袋エリアが今や不動産情報サイトで人気の街として上位に選ばれるようになった背景には、どのような変化があったのでしょうか︖

高野区長
平成26年に「日本創成会議」が発表した全国自治体の将来推計人口により、豊島区は23区で唯一、2040年に20~39歳の若年女性が半減し、人口を維持することができない「消滅可能性都市」とされました。私が豊島区長になって、ようやく街づくりができあがってきた矢先だったので、とてもショックを受けました。そこから街づくりの大きな転換を進めてきたのです。まずは、「女性にやさしいまちづくり」や「国際アート・カルチャー都市」など4つの方針を掲げて「持続発展都市」を目指し、人口維持、地域活性化に取り組むことから始めました。

高野区長
平成26年に「日本創成会議」が発表した全国自治体の将来推計人口により、豊島区は23区で唯一、2040年に20~39歳の若年女性が半減し、人口を維持することができない「消滅可能性都市」とされました。私が豊島区長になって、ようやく街づくりができあがってきた矢先だったので、とてもショックを受けました。そこから街づくりの大きな転換を進めてきたのです。まずは、「女性にやさしいまちづくり」や「国際アート・カルチャー都市」など4つの方針を掲げて「持続発展都市」を目指し、人口維持、地域活性化に取り組むことから始めました。

―「消滅可能性都市」から、人口維持や地域活性化を実現する「持続発展都市」へ転換するなかで、特に力を入れた取り組みはありますか?

image photo

―「消滅可能性都市」から、人口維持や地域活性化を実現する「持続発展都市」へ転換するなかで、特に力を入れた取り組みはありますか?

高野区長
なかでも「女性にやさしいまちづくり」に力を入れました。「消滅可能性都市」の報告では、若い女性が半分になってしまうとされましたから。20~39歳の若い女性に人気がある街、子育てしやすい街、これを第一のスローガンに挙げました。
まず、待機児童ゼロを目指して、保育園をたくさんつくりました。都会的なマンションの一角とか、できるところにはどんどんつくりました。私立認可保育所を積極的に誘致したことで、平成25年度9園だった施設数は、令和3年4月には69園にまで増えました。
その結果、平成29年・30年度・令和2年度に待機児童はゼロを達成しました。今後も、待機児童ゼロ水準を維持しながら、安心・安全な保育環境を提供していきます。また、若い女性の声を反映するために「としま100人女子会」や「としまF1会議」を企画しました。子育て世代や働く女性から幅広い提案を募り、区民の皆さまと一緒に、魅力ある街づくりを進めてきました。

―国際アート・カルチャー都市構想とは、どのような構想なのでしょうか︖

高野区長
私は常日頃から、区民の皆さまが豊島区に夢を持てる明確な将来像を示すことが大切だと思っています。つらいときも、夢や希望があればポジティブに物事を考えることができますから。そこで、「国際アート・カルチャー都市構想」という目標を示しました。「国際アート・カルチャー都市構想」とは、伝統的な文化からサブカルチャー、さらには衣食住に関わる生活文化やハード面の都市開発までを、アートの持つ創造力を生かした街づくりを展開する“まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市”です。この取り組みは、区民の皆さまや企業、大学など、公と民が連携した「オールとしま」で盛り上げていただいています。著名な方々もスタッフに迎え、さらに区民から募った特命大使は、いまや1500人を超えています。区からは常に情報を提供し、区民の皆さまからのご意見を取り入れながら進めています。これからも区民の皆さまと一緒に文化・芸術事業を活性化していこうと思っています。

池袋西口公園野外劇場(グローバルリングシアター)(徒歩8分/約630m)

高野区長
私は常日頃から、区民の皆さまが豊島区に夢を持てる明確な将来像を示すことが大切だと思っています。つらいときも、夢や希望があればポジティブに物事を考えることができますから。そこで、「国際アート・カルチャー都市構想」という目標を示しました。「国際アート・カルチャー都市構想」とは、伝統的な文化からサブカルチャー、さらには衣食住に関わる生活文化やハード面の都市開発までを、アートの持つ創造力を生かした街づくりを展開する“まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市”です。 この取り組みは、区民の皆さまや企業、大学など、公と民が連携した「オールとしま」で盛り上げていただいています。著名な方々もスタッフに迎え、さらに区民から募った特命大使は、いまや1500人を超えています。区からは常に情報を提供し、区民の皆さまからのご意見を取り入れながら進めています。これからも区民の皆さまと一緒に文化・芸術事業を活性化していこうと思っています。

―「持続発展都市」のハード面を具現化したのが、「23のまちづくり記念事業」ですね。

高野区長
「消滅可能性都市」からどうやって街を変えていくか、都市改造や拠点をどのようにつくっていくか、あらゆる角度から検討を重ねて、23のプロジェクトを施行しました。「国際アート・カルチャー都市構想」の拠点となる「ハレザ池袋」もその一つです。
「東京建物Brillia HALL」をはじめ、大小8つのホールを設け、ミュージカルや伝統芸能を公演するホールや、アニメ、サブカルチャーを楽しむことができる施設で、いまや気軽にアートを体感できるスポットとして人気を集めています。ハレザ池袋内の「としま区民センター」には、2、3階に35室の女性用トイレを設置しました。メイクルーム、フィッティングルームも併設しています。きれいで広い公共トイレとして、特に女性に喜ばれています。また、「池袋西口公園」や「としまキッズパーク」、としまみどりの防災公園など、池袋駅周辺の公園も整備しました。「池袋西口公園」は、音響や照明を設備した円形の野外音楽堂「GLOBAL RING THEATRE」にリニューアルしました。毎週、オーケストラがクラシック音楽を演奏して、お買い物や帰宅途中の人々が足を止めてつい聴き入っている風景は、以前の池袋からは想像できません。池袋は、以前の雑多なイメージから、音楽、文化、芸術が日常に溶け込む、魅力ある街へと生まれ変わりました。また、お子さまや女性、高齢者の方や外国の方が、池袋周辺の公園や主要スポットをゆっくりと楽しんでいただけるように、環境にやさしい電気バス「IKEBUS」の運行も開始しました。暮らしている方はもちろん、池袋に訪れた方も素敵な街だなと感じて、この街に住みたいと思っていただけるような街づくりを今後も進めていきたいと思います。

―そのような取り組みもあって、不動産情報サイトで上位に選ばれるようになってきたのですね。

提供写真

ハレザ池袋(徒歩15分/約1,200m)

―そのような取り組みもあって、不動産情報サイトで上位に選ばれるようになってきたのですね。

高野区長
池袋駅は1日の乗降客数が268万人で、都内でも新宿に次ぐ巨大ターミナルで、西武百貨店や東武百貨店、サンシャインシティなどショッピングやアミューズメント施設も備えた都市として魅力あふれるエリアです。このような街のポテンシャルにプラスして、「ハレザ池袋」や「GLOBAL RING THEATRE」などの新たな施設が誕生しました。交通も買い物も便利で、都市としての魅力が備わっているという街の強さをアピールしてきたことで、若い人たちは池袋に魅力に感じてきたのだと思います。ここ5、6年の豊島区の取り組みに対して、若い人が街の魅力をしっかりと捉えてくれたことはとてもうれしいですね。

―東京都ではじめて「SDGs 未来都市」と「自治体 SDGs モデル事業」のダブル選定を受けましたね。

イケ・サンパーク(徒歩26分/約2,020m)

―東京都ではじめて「SDGs 未来都市」と「自治体 SDGs モデル事業」のダブル選定を受けましたね。

高野区長
私は、将来に夢と希望を持った未来がなくてはならいと思っています。文化というものは、まさに未来を創造することですので、区の財政が苦しいときでも文化行政を進めてきました。そのような想いもあって「国際アート・ カルチャー都市構想」を進めてきたのです。
その結果、令和2年に内閣府より、SDGsへの優れた取り組みを行う自治体として「SDGs未来都市」に選定されました。 その中で、特に先導的な取り組みとして「自治体SDGsモデル事業」にも選定されました。SDGsとは、持続可能な開発目標を意味し、「誰一人取り残さない」よりよい社会を目指す世界共通の目標です。「国際アート・カルチャー都市構想」の目指すところは、まさに「SDGs未来都市」の理念や将来像と一致するため、高い評価を得て選定していただいたことはとても光栄に思います。区民の皆さまからの応援もさることながら、公と民が一体となって「オールとしま」で「国際アート・カルチャー都市構想」を進めてきたことが、このすばらしい結果をもたらしてくれたと思っています。

―豊島区の基本コンセプト「わたしらしく、暮らせるまち。」とは、
具体的にどんな暮らしができる街を⽬指しているのでしょうか︖

高野区長
「女性にやさしいまちづくり」からはじまった取り組みは、いまや「わたしらしく、暮らせるまち。」へとその幅を広げています。多様なライフスタイルを大切にすることを基本コンセプトに、女性の視点でまちづくり全体の見直しを図っています。民間から「女性にやさしいまちづくり担当課長」を公募し、担当課を新設して、子ども、高齢者、障害者、外国人など、全ての人が住みやすく、働きやすく、住み続けたい街を目指して様々な取り組みを行っています。区民の皆さまの様々な声も汲み上げながら、どういうビジョンを持って街づくりを進めていけばよいかを検討して、実施しているところが他の自治体と異なる豊島区の特長だと思っています。

―豊島区が重点的に取り組んでいる点はどこですか?

高野区長
豊島区では、2021年度の重要テーマとして「池袋の都市再生」を全面に押し出しています。日々街が変化していくなかで、私の集大成として、池袋西口の街づくりを強力に推進しています。池袋駅は乗降客数が268万人を超えていながら、なかなか池袋に降りてくれないということがあります。だから「23のまちづくり記念事業」でいろいろな街の魅力を作り上げて、池袋西口にもこれからどんどん人が訪れる街にしようと思います。池袋らしさは残しつつ近代的な開発を進めながら、街の魅力を増やして、立教大学などの拠点へ向けて広がっていくような街づくりです。ただ駅前の開発だけでなく、相対的に広範囲に渡って、街全体を回遊できるような魅力ある街をつくりたい、つくらなければならないと思っています。そのために、私は責任を持って西口の再開発を進めていきます。さらに、東西を連絡デッキで結び、東西が一体となって池袋の魅力が生み、街全体のイメージを変えていかなくてはならないと思っています。街づくりには終わりはありません。あくなき挑戦で、エネルギッシュに魅力のある街づくりを進めて、若い人から高齢者の方まで、池袋はこんなに変わってほんとにこの街に住みたいですね、と言っていただけるようにしていきたいです。これが、池袋とともに歩んできた私の大きな課題であり、責務であると思っています。

―⾼野区⻑は⻄池袋のご出⾝ですが、西池袋はどのような街だと思いますか︖

高野区長
西池袋は生まれ育った街ですから、どこが利点でどこが欠点なのかということまで、隅から隅まで知っていますよ。だから西池袋の街づくりに関しては、他に人に負けない、大きな想いがあります。西池袋はこれから池袋の中心的な街にならなくてはいけないし、また、池袋西口の街づくりが豊島区全体の街づくりにつながり、さらには、東京や日本全国に広がる役割を果たさなければならないと思っています。公民連携のマンション一体型の庁舎なんて初めての試みではないでしょうか。そして、再開発で街が変わっていくことも必要ですが、歴史と伝統を受け継いで、池袋らしさを残した街づくりを目指しています。便利で住みやすく、エネルギッシュで女性にやさしく、安心・安全で子育てしやすい、西池袋を今後の街づくりのモデルとなるような街にしていきたいと思っています。

ようやく池袋西口全体の街づくり構想が固まってきて、間もなく発表できると思います。私は西口の街づくりには自信を持っているんですよ。時間はかかっても、誰もが喜んでくれて、街の発展のために一緒に取り組んで、汗を流して、そして価値のある街をつくっていく、いよいよ総仕上げの時期だと思っています。ぜひご期待ください。

高野区長
西池袋は生まれ育った街ですから、どこが利点でどこが欠点なのかということまで、隅から隅まで知っていますよ。だから西池袋の街づくりに関しては、他に人に負けない、大きな想いがあります。西池袋はこれから池袋の中心的な街にならなくてはいけないし、また、池袋西口の街づくりが豊島区全体の街づくりにつながり、さらには、東京や日本全国に広がる役割を果たさなければならないと思っています。公民連携のマンション一体型の庁舎なんて初めての試みではないでしょうか。そして、再開発で街が変わっていくことも必要ですが、歴史と伝統を受け継いで、池袋らしさを残した街づくりを目指しています。便利で住みやすく、エネルギッシュで女性にやさしく、安心・安全で子育てしやすい、西池袋を今後の街づくりのモデルとなるような街にしていきたいと思っています。

ようやく池袋西口全体の街づくり構想が固まってきて、間もなく発表できると思います。私は西口の街づくりには自信を持っているんですよ。時間はかかっても、誰もが喜んでくれて、街の発展のために一緒に取り組んで、汗を流して、そして価値のある街をつくっていく、いよいよ総仕上げの時期だと思っています。ぜひご期待ください。

※上記は2021年7月28日に取材・撮影をした内容をもとにしております